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ケニアのバラ産業の闇

こんにちは!

昨日はバレンタインデーということで世間が盛り上がっていましたね。

今年度の日本のバレンタインの経済効果はまだ発表されていませんが、毎年およそ1,000億円だそうです!

ケニアのバレンタインデー

実は、アフリカに位置するケニアでもバレンタインは大盛り上がりです!

ケニアでは日本と違い、男性が女性に愛の気持ちを伝えることが一般的です。

なので、女性は待つだけ💓

街には、真っ赤のドレスを身につけて歩く女性や、花束を握りしめている男性などが見られました。

ストリートにはバレンタインの渡すギフトがたくさん並べられています。

ぬいぐるみや写真立て、メッセージカードなど約50円から200円くらいで売られています。

その中でも欠かすことができないのが、お花!!特に、真っ赤のバラです!!

実はケニアのバラの輸出量は、オランダとエクアドルに続く第3位なんです!

切りバラ産業は観光産業の次に大切な産業であり、ケニアの年間経済産出量の5%に値します。

そんな切りバラ生産工場の前には、働き口を求めている人々がたくさん集まってきます。その地域の経済は、バラ産業によって左右されるのです。バラ産業の低迷は失業率にも大きく影響します。

労働者の勤務時間は週44時間で,1日の平均給与は約200円です。しかし労働環境は整っており,疾病保険といった福利厚生は充実しています。

また、給料の他に住宅手当が支給され,仕事場までの通勤用バスも会社が手配しています。

この安い人件費を有効に活用するために、工場内では機械化は進んでおらず,ほとんどを手作業で行います。

ケニアのバラ産業が抱える問題

しかしバラ産業には様々な課題があります。

環境破壊の原因

工場の近くに位置するナイバシャ湖の水質汚染と密接に関係しています。生産施設から出る廃液は直接,湖へと垂れ流されており、湖にいる魚の数が減少するなどし地元の漁業に影響を与えています。

流通経費の増加

切りバラは、切ってから最低でも2日以内に届けなければいけなく、輸送に使う飛行機は往路はバラが積まれても、復路は空っぽで帰ってくるなど、効率的に悪く経費を抑えるのに苦労しています。

周辺国との価格競争

周辺国との価格競争で、ケニアで生産していた会社や海外投資家がエチオピアといった好条件の土地に移動するという事態が発生しています。

工場がケニア国外に出ると、雇用がなくなり経済も低迷してしまうため、ケニアのバラ産業を守るために、何かの対策が必要とされています。

気分も明るくし特別な日には欠かせない、そんなバラの産業をどうにか守って行きたいものですね。

 

参考にした文献

https://www1.gifu-u.ac.jp/~fukui/03-kenya-rose01.htm

https://www.dw.com/en/the-dark-side-of-valentines-day-in-kenya/av-42589166

https://www.wsj.com/articles/kenyas-rose-farmers-faced-flight-crunch-ahead-of-valentines-day-1518604201

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